コラム

手書き文字

幼少期の頃は、大人になればキレイな字を書ける大人になれると思っていました。

私の字は、上手ではありません。
例えば、手にしたときの手書きの文字が、とても達筆でキレイ字を書く方がいたとします。すると、私はその人の第一印象を「頭が良く、出来る人?」というイメージを持ってしまいます。

逆に、字が上手でない私は、「マイナスのイメージ」を持たれてしまうのではないかと、少し引け目を感じてしまいます。

とあるHPで、「美文字の秀才・悪筆の天才」という記事がありました。

内容は「字のキレイな秀才タイプ」は、【お手本をまねて紙上の空間のバランスを取りながら字を書くことが出来る人。つまり『規範意識が強く、周りの秩序を重んじる』性格傾向があり、かつノートや答案を見る者への強いプレゼン意識がある人】ということでした。

一方、「悪筆で、もじょもじょと謎の線を書きつける天才タイプ」は、【溢れるアイデアに手や言葉が追い付いていかない傾向があり、そもそもノート自体をが、『のちに人が見る為の記録ではなく紙上でかきながらリアルタイムに思考する為のツール』と捉え、勉強は他人のためでなく、あくまでも自分のため。考えること自体が楽しいという脳の持ち主で、その延長上で勉強ができてしまう】という事だそうです。

手書きの文字には見た目の[きれい・きれいじゃない]を超えて、人の思考を表すものなのですね。

文字を書く機会が減っているからこそ、「手書き文字」を見直していきたいと思いました。

 

枚葉部 印刷課  K

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