コラム
地球温暖化とサンゴ礁のお話
熊谷工場
夏ですね!夏と言えば海!!海と言えば青い空とサンゴ礁。
というわけで、今回はマリンアクアリストの私が愛して止まないサンゴ礁のお話を少し…
ご存じの方も多いかと思いますが、近頃は毎年の様にサンゴの大規模白化が起きています。
主な原因は、地球温暖化による海水温の上昇であると考えられています。 この白化現象にさらされているのは、マリンアクアリウムの世界では通称“ミドリイシ”と呼ばれている、造礁性サンゴの仲間達です。
造礁性サンゴというのはいわゆる「サンゴ礁」を形成している硬い骨格を持つサンゴの仲間なのですが、この通称“ミドリイシ”達は自分の体の中に「褐虫藻」と呼ばれる藻類を住まわせ、その褐虫藻の光合成により養分を得ています。
ミドリイシのみならずサンゴが美しい色彩を纏っているのは、この褐虫藻の色の為です。
しかしながらこの褐虫藻、海水温が26℃を超えるとミドリイシの体内から逃げ出してしまいます。サンゴの白化が起きるのはこの為です。
皆さん知っての通り、サンゴ礁は海水魚を始め多くの海洋生物を育んでいます。 サンゴ礁の消滅は豊かな海洋資源の消滅にも繋がるのです。
現在は地球規模で、温暖化対策への取り組みが行われていますが、我が町田印刷においても、環境負荷の低い資材の選定や省エネへの取り組み等、様々な施策を行っています。 小さな取り組みが大きな力となり、サンゴ礁を始めとした多くの資源が恒久的に守られる事を切に願っています。
輪転部印刷課 I