コラム

ブランデーとの出会い

 私は外出先で飲むお酒が大好きです。

 居酒屋やバーで、カクテルやサワー、日本酒など。飲みたいと思った気分で、口にしていました。

 しかし、ウィスキーやブランデー、ジンなど、日本酒よりアルコール度数の高いものは、カクテルなど以外、強いアルコール臭が鼻をついてしまい、手を出せずにいました。

 それでも、ロックやストレートで飲むことに憧れのようなものがあり、いつか、飲めるようになりたいと思っていました。

それが数年前から、ついに飲めるようになったのです。

 

 きっかけは、新しく出来た商業施設内のバーに入ったことでした。

珍しいカクテルを作るお店で、新しいもの好きな私は、迷わずお店に入りました。

自分の好みに合ったコンセプトで作るカクテルにすっかりハマった私は、それから月一のペースでそのお店に行くようになりました。

 数か月が経ち、あらかたのメニューを頼んでしまった私の目に、ひとつのカクテルが目に入りました。

 

 別のお客様が頼んでいたもので、レシピ内容を聞くと、抹茶とブランデーを使ており、他に混ぜているものはなく、ほとんど抹茶とブランデーで出来ているのだと教えてもらいました。

それを聞いて一旦はやめたものの、思い切ってそのカクテルを頼みました。

 グラスを口元に持っていった時、やはり強いアルコール臭はあったものの、抹茶の香りも高く、アルコール臭はだいぶ抑えられていました。

飲んでみると、ブランデーの強い味が喉を焼きましたが、それに寄り添うような抹茶の味が、飲みにくさを和らげてくれました。

 これなら飲める!と、思った私は、このカクテルで、ブランデーの味に慣れていき、今ではカクテルではなく、ブランデーをストレートで飲めるほどになったのです。

あのカクテルと、作ってくれたバーテンダーさんには、今でもひっそり感謝しています。

 

 ウィスキーやブランデーは、国や地域、年代が違えば、びっくりするぐらい味わいが変わり、とても面白いです。

 まだまだ初心者ですが、これからものんびり、味わっていけたら。と、思っています。

 

DPI部DPI課 Y

TOP